渓流釣り27(世附川本谷上流)

昨日から雨が降り続いている。国交省のリアルタイム雨量で水の木の累計が27mmなので増水は僅かだろうが、天気予報で強風が吹きそうなのでルアーの支度だけをして3:30に自宅を出発する。途中松田町を通過するときに、民家の屋根が真っ白なのに気が付く。雷が凄かったらしいので雹が降ったらしい。

4:48に浅瀬に着くと、先行車が2台で小雨が降っていた。支度をして傘をさして歩き始めたときに、ベテラン餌釣り師のT氏が到着した。5:00に漁協の事務所に入り待っているとT氏がやってきた。世附歴40年のベテランでキープをするが私費で毎年2,000匹の稚魚を放流している人だ。

5:20に二人で出発する。雨は小降りで傘をさして歩くのがこの時期では一番快適なのだ。芦沢橋から入渓するT氏と別れて進むと、悪沢の方向に虹が二重になって掛かっているのが見えた。雨は降っているが明るくなってきている。6:12に広河原橋で雨が上がったと思ったが、6:40にパイプ堰堤で視界が開けると、かなりの雨が降り続いていることが分かった。樹木が張り出していると小雨ではよく分からないのである。

6:44に切通しの先を少し下って、6:45に堰堤の上流に入渓する。朝食を食べながら支度をする。雨が降り続いているので雨合羽を着るが、雲が薄くなり薄日が差して明るくなってきている。気温14℃、水温13℃、増水、濁りは厳しい。風の強さは感じられない。

監視員I氏の強い勧めで、替えスプールに2LBのナイロンラインを巻いてきてあるので、最初は2LBのラインにプリスプーン2.4g赤ストライプ(長さ32mm×幅10mm×厚さ1mmの真鍮製)を結ぶ。7:20から渓流でキャストをして確認してみる。スプーンがすっ飛んで行く感じで飛距離が大幅に伸びている。1g以下のルアーの場合は効果が大きそうだが、余りにも細いのが心配だ。

最初はキャストしながら堰堤の上まで下る。狙う距離を変えて感触を確かめるが、ルアーが飛びすぎて岩壁や張り出した樹木によく絡まる。普通はロッドを煽って外すが、心配なので激流の中に入って外しに行く。濁りが厳しいので魚影が見えないが、魚の活性は高く、3回魚信があったがバレる。ライン切れが心配で自信を持って合わせをしていない。

7:45に堰堤の上に到着し、ここから遡行を開始するがラインが心配では釣りを満喫できないので、使い慣れた4LBのナイロンラインにスプールを交換する。7:55からキャストを再開する。

8:00に広く濁りが厳しい瀬。(写真1)瀬頭の落込みまで左岸の河原を歩いて進み、落込みから瀬尻までスプーンをロングキャストし、ゆっくり逆引きする。すぐに当たりがあり、しっかり合わせて8:03にヒレピンの18cmの1匹目のヤマメが釣れた。(写真2)

8:11に小さな瀬でチビメが針掛かりした。12cmくらいの大きさだが、しっかりフックを咥えている。8:14に入渓ポイントに戻り、左岸側を歩きながら上流へ向かう。

8:28~10:40まで水の木橋下の大淵。(写真3)濁りが厳しいが魚影がはっきり見えるのでザックを降ろして粘ることにする。下流からスプーンをキャストして順引きすると、すぐに魚影が反応して追いかけてくるが、最後まで喰い付かない。8:34にフローティングミノー2.2g赤/黄カラー(長さ49mm)にルアーを替えてキャストしたが、ミノーを泳がせるためにはかなり高速のリトリーブが必要で魚影が反応しても全く追いかけられない。手元まできてほとんど停止したミノーにヤマメが集まってきて口先で突付いて遊んでいる。8:38に二枚ブレードプロペラスピナー2.8g狭開きタイプにルアーを替えてみたが反応が無かった。

増水した激流では、順引きでは魚が追いかけられないので、上流側に回って逆引きでキャストすることにし、購入品のダイビングミノー2.8gイワシカラー(長さ40mm、サスペンド)にルアーを替えて、大淵の真中にある大岩の裏に回り、8:45に下流にキャストしてゆっくり引いてくると、すぐに強い魚信があり、尾が丸い成魚放流の24cmの2匹目のヤマメが釣れた。しっかり写真を撮ってから、再び8:54に下流にキャストすると、すぐに尾が丸い23cmの3匹目のヤマメが釣れたが、この後はミノーを警戒して追いかけてきても喰い付かなくなった。

管理釣り場のモードなので、ルアーをスティックルアー2.0g赤/金カラー(長さ32mm×幅4mm×厚さ1.5mmの銅板製)に替え、9:02にキャストして逆引きするとすぐに針掛かりしたのだが、取り込みでバレてしまった。大岩の裏は水面から1mほど高いので抜き上げなければならず、針掛かりが甘いと空中でバレてしまうのである。バレたヤマメは小さな水溜りで休んでいる。9:06には尾が丸い24cmの4匹目のヤマメが釣れ、9:11には同じサイズのヤマメをバラシ、9:16には尾が丸い23cmの5匹目のヤマメが釣れた。

15分でヤマメの警戒心が高まるので、9:13にはルアーを小型スプーン1.7g赤/金カラー(長さ24mm×幅8mm×厚さ1mmの銅板製)に替えたが、流れの水流が激しいので逆引きすると水面上に飛び出してきてしまい失敗であった。9:28にウィローリーフスプーン3gゴールド/赤ホログラムシート貼り(長さ40mm×幅10mm×厚さ1mmの銅板製)に替えてキャストすると、すぐに尾が丸い25cmの6匹目のヤマメが釣れた。(写真4)

流れの水流が激しいときは、逆引きにしないと魚がルアーを追えない、ルアーは重くしないと浮き上がってしまうことを学んだ。この大淵の落込みの白泡立ちの開きにも魚影が見えているので、すこし進んで落込みの上流側の大岩の裏にザックを降ろして、9:42から下流側にキャストして逆引きを始める。

9:45に24cmの7匹目のヤマメ、9:50に23cmの8匹目のヤマメ、9:54に24cmの9匹目のヤマメ、9:57に24cmの10匹目のヤマメが釣れたが、全て成魚放流で尾が丸かった。15分経過したので、10:01にハスルアー5gゴールドホログラムシート貼り(長さ40mm×幅8mm×厚さ1.5mmの銅板製)にルアーを交換する。ハスルアーは動きが激しすぎるのか、キャストごとにガガンという魚信があったが、3連続でバラした後、10:04に底石に根掛かりして失くしてしまった。

10:08にスティックルアー2.0g赤/金カラー(長さ32mm×幅4mm×厚さ1.5mmの銅板製)にルアーを替える。このルアーでも2回連続バラしが起きる。スティックルアーの場合は、フッキングして3mの高さまで抜き上げている最中に空中で暴れると針が外れてしまうのである。フックサイズを#10にしてあるのが小さ過ぎて、硬いヤマメの口周りの骨を貫通できないらしい。フックサイズを#8に大きくし、パワークラスも5にする。10:13に24cmの11匹目のヤマメが釣れたが、針外れは無かった。

一つの淵に20匹近いヤマメが群れていたのは、橋の上から成魚を放流したせいだろうが、痛い思いを経験したヤマメが次第に広い流域に散って行けば、簡単には釣られなくなるのだろう。手強いヤマメを釣り人が育てているのだ。

10:14~10:25まで熱いコーヒーを飲みながらケーキを食べて休憩する。ルアーを替えればまだまだヤマメは喰い付きそうだが、完全な管理釣り場の釣りに終わってしまうのではもったいないので、休憩後新しいロッドに交換し、ルアーをハスルアー2.7gゴールドホログラムシート貼り(長さ32mm×幅10mm×厚さ1mmの銅板製)に交換して上流へ向かう。

10:43に右岩壁の良淵。激流の中を逆引きするとハスルアーも水面から飛び出してしまう。10:44から小さな段差の連続落込みになる。ハスルアーを幅広くキャストして探るが魚の反応が見えない。濁りが入っているのでぼんやりしているが、ヤマメはしっかり泳いで待機しており、ルアーを追っていないだけなのである。

11:03に織戸沢出合い。(写真5)小さな段差の落込みが連続して続き、両岸から張り出した樹木の新緑が雨に洗われて美しい。11:12に水深が浅い瀬で15cmの12匹目のヒレピンヤマメが釣れる。

11:15に左岩壁の砂で埋まった長い瀬。大淵が完全に砂で埋まってしまい水が溜まらない瀬になっている。魚影が見えていて、ルアーを追ってきたが、喰い付かないので、11:19にスティックルアー2.0g赤/金カラーにルアーを替えてみたら、無視されてしまった。上流側に歩いて行き、逆引きしてみたら消えてしまった。

11:30に倒木と大石の良淵。スティックルアーに魚影が反応しないので、11:33にフローティングミノー2.2g赤/黄カラーにルアーを替えたら逃げてしまった。魚影が見えていてルアーに反応しない場合は、ルアーが見えていないのではなく、気が付いていて警戒していることが多いのだ。

11:40に明るかった空が暗くなり、土砂降りの雨が音を立てて降りだす。雲の動きが早いので強雨は長続きはしないだろうが、常に増水には注意を払わないといけないだ。数年前にこの沢の同じところで林道側に戻れなくなりえらい苦労をした苦い経験があるのだ。約5分で土砂降りは収まり小雨に戻る。

11:45に購入品のダイビングミノー2.4gヤマメカラー(長さ40mm、フローティング)にルアーを替える。11:53に左岩壁の樹木が張り出した砂で埋まった元の大淵。ミノーを流れに乗せて上流から樹木の下の流し込み、淵尻から泳がせて探ってみたが、魚の反応が無かった。

12:10にゴルジュの倒木の大淵。(写真6)ダイビングミノーに魚の反応が無いので、右の山道を登って上流側に出て、12:16~12:30まで雨が降る中で昼食休憩を取る。晴れていれば楽しいお昼ご飯も雨の中で食べるとなんだか侘しい。

昼食後ルアーをウィローリーフスプーン3gゴールド/赤ホログラムシート貼りに替えて、12:35に上流からキャストし逆引きにリトリーブする。倒木の下までルアーが引かれてきたときに当たりがあったがすぐにバレてしまった。高いところから眺めた時にも魚影が見えなかったので今日は魚影が薄いのかもしれない。

12:40にその上の良落込みでは魚の反応が無い。12:44に右岩壁の砂で埋まった元大淵ではヤマメがルアーを避けて逃げて行くのが見えた。12:48にルアーを購入品のAR-Sスピナー2.0gに替える。気温は20℃、水温は13℃で雨が小降りになってきている。

12:55から小堰堤が遠望できる水深がある好瀬が連続する。(写真7)スピナーは相変わらずキラキラと輝いて魅力的に渓流の中を泳ぎまわっているのだが、魚影はスピナーを追いかけないで逃げている。13:03に右岸側から小堰堤を越すと、堰堤上の肩に溜まっていた魚影が一斉に落込みに向かって逃げ出す。

少し濁りが薄くなってきているようで、魚の警戒心が普通の状態に戻ってきているようだ。13:11に左岩壁の良落込み。スピナーを避けてヤマメが逃げている。13:15にルアーをスティックルアー2.0g赤/金カラーに替える。13:18に右岩壁の砂で埋まった大淵。淵尻に待機しているヤマメにルアーを無視される。それではと購入品のシンキングミノー2.4gヤマメカラー(48mm)にルアーを替えると、ヤマメは逃げてしまった。

13:28に中州で二又に分かれた渓流を右に進む。流れの流速が速く、ミノーを順引きで泳がせるためには超高速リトリーブになるので諦めて、エッグシェルスプーン3.0gゴールドホログラムシート貼り赤ストライプ(長さ32mm×幅12mm×厚さ1mmの銅板製)に替える。

13:38に小さな落込みの大石の裏の巻き戻しで、ヒレピンの17cmの13匹目のヤマメが釣れる。13:46に中州の分岐の合流に出て、上流は浅い瀬が続いている。両側から張り出した樹木の新緑が若々しく美しい。雨はほとんど止んでいるようで渓流が明るくなってきている。

13:53に瀬で待機している2匹のヤマメを見付ける。流れの真中の沈み石の前にいるので、左、右と流れの筋にスプーンをキラキラ輝かせて流して誘ったが無視して反応しない。すぐに一枚ブレードスピナー3.3g赤ブレードに替えて同じ筋を流したら消えてしまった。

13:55にスティックルアー2.0g赤/金カラーにルアーを替える。14:01に中州で二又に分かれた水流の左側を進む。左岩壁の水深がある落込みには魚影があるはずだが魚信は来ない。14:08に林道の広場が左手に見えてくる。14:12に右から枝沢が出合う良淵と、その上の右岩壁の良落込みでは魚信が無い。

14:15に広場前の最後の砂で埋まって浅くなった大淵。(写真8)大石の後ろから十分なロングキャストで落込みの泡立ち近くまでルアーを飛ばしてゆっくりリトリーブしてくると、大淵の真中でヤマメが喰い付いてきて、14:18に尾が丸い26cmの14匹目のヤマメが釣れた。(写真9)時間をかけて写真を撮ってからリリースし、左岸の砂地を進んで落込みの白泡立ちに魚影が無いことを確認して14:28に納竿にした。

広場の壁には間伐材が積まれていて登れないので、しばらく下流へ下ってから間伐材の無いザレを登り、14:31に林道脇の大きな広場に出てケーキとコーヒーで栄養を補給しながら着替えをする。

空には青空が広がり、日差しが明るく差し込んでいるのに、小雨が降り続いている妙な天気になっている。雨合羽は脱いで傘もささずに14:48に下山を始める。途中で雨が止み、林道にはヤブデマリ、ウツギ、ガクウツギといった白い花が賑やかに咲いている。注意して見ると所々にキイチゴの黄色の実が実りだしてきている。(写真10)来週に食べられそうな樹木をチェックし、サンショの葉を摘んで春の香味を味わいながら、16:30に漁協の事務所に戻った。

今日は皆さん笑顔で帰られましたがどうでしたかと監視員のI氏に質問されたが、もちろん私も満面の笑顔で答えたのである。17:08に浅瀬を出発して19:01に自宅に着いた。

増水して濁りが入ってきたときには、ルアーが良いことを実釣で確認できたが、激流に対応するにはもう少し重い3g~5gのルアーを作って用意しておかないと歯が立たないことが分かった。雨降りにはドライを無理して頑張るよりルアーにしたほうが楽しめるのである。

01広く濁った瀬09-5-29 02ヒレピンヤマメ18cm09-5-29 03水の木橋下の大淵09-5-29 04成魚放流ヤマメ25cm09-5-29 05新緑下の連続落込み09-5-29 06ゴルジュの大淵09-5-29 07小堰堤下流に好瀬が続く09-5-29 08広場前の大淵09-5-29 09成魚放流ヤマメ26cm09-5-29 10キイチゴ09-5-29

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