大相撲の大阪場所開催中止

(財団法人)相撲協会は、昨日大阪場所の開催を中止する決定をした。

八百長疑惑がある14人の調査が進まないと言う理由であったが、私は疑問が残る決定だと思っている。

イカサマ勝負を意味する八百長という言葉自体が、江戸時代の大相撲から由来すると歴史的に定義付けられているので、日本人なら誰もが相撲には八百長があると感じていると私は思っている。

公営ギャンブルである競輪、競馬はイカサマの疑惑を少しでも持たれれば興行そのものが成り立たなくなるので、厳正な不正防止の統制管理をしているが、大相撲は公営ギャンブルではなく、一部の暴力団が不正に賭博の対象にしていたかもしれないが、一般の庶民は勝負を楽しむだけなので、八百長には寛容であったと思っている。

千秋楽に、7勝7敗の力士が勝ち越しを決めるのを、日本国民はほぼ容認していたのである。八百長は厳罰に処せられる悪事では無く、日本人が心の奥底に忍ばせて持ち続けていた任侠心に触れる正義であったのだと思っている。

逆に勝ち越しを決めている力士が、間違って勝ってしまおうものなら、一般庶民は、人情が無い奴だとか、武士の情けも分からぬかとブーイングを浴びせ掛けたものなのである。

八百長は不正な行為だけではなく、人情の表れでもあったのである。

そういう経緯があるのに今になって急に、八百長が問題視され、歴史的にみて無縁であった厳正さをマスコミが追求しているのは、公益法人の再審査の問題が大きいと思っている。

現在相撲協会は文部科学省所管の財団法人である。財団法人は公益を目的とする法人で、税金が免除されるなど様々な優遇処理を受けられるのである。

公益法人の認定見直し作業は来年までに行われる予定で進んでいるが、公益にそぐわないと判断された法人は、認定を取り消されることになるのである。

相撲協会は、これまでの数年間、大麻汚染、野球賭博と犯罪や汚染に満ちてきた法人であり、今回八百長疑惑が浮上したことで、普通であれば財団法人の認定取り消し、剰余金の国庫返納、法人の解散になると考えられている。

伝統のある国技の大相撲が消滅してしまうのである。

大相撲は、支援サポーターが財政界に強力なので、法人認定の取り消しまでは行かないだろうと思うが、労働基準法違反が明白な幕下以下の力士への給与未払い、1億円を超える価値があるとされる親方株売買等の現在の制度上の問題項目を早急にクリヤーする必要があるだろう。

普通に考えれば、新しい合法的な制度の構築には時間がかかるので、かなり長期間にわたり大相撲の興行が観られなくなるかもしれない。

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